空きっ腹のブルース

お腹が空いた冬

信用スコアのいく先は?

 

デジタルホームレス

 

努力ー>良い生活

道徳→良い生活

 

クレジットスコアが最低ランクの人たちのこと。「良い行いをすれば良い報酬が得られるので人々は良い行動をするだろう」というのは虚言だ。それは現代における「努力をすれば報われる」という標語に似た薄っぺらさに似ている。僕たちが子供の頃、一度は聞いたであろうこのフレーズと似ている。「たくさん勉強して、いい学校に入って、いい会社に勤めて、いい生活をする」。こういう理想の生活は努力をすれば達成できると思う。しかし自分を完全に律することができる人などほとんどいない。頑張れば良い生活ができるとわかっていても、人々は努力をしない。一週間後にテストがあっても目の前の娯楽を優先してしまうのが人の性だ。

同じように善行を積めばいい生活が送れると約束されていたとしても、善行を積める人はほとんどいないだろう。まあ、積極的に良い行いをせずとも、悪い行いは少なくなるのではないだろうか。

 

治安のいい社会を政治家は望んでいるのか?

望んでない。治安のいい社会を望むのは国民であり、政治家はそんなこと望んでない。なぜならば、自分の住んでいる地域の治安が悪くなれば、治安のいい地域に引っ越すか、土地の値段を釣り上げて金持ちしか住めなくなる地域をつくればいいだけだからだ。人は社会的地位によって、活動場所や生活する場所は分断されている。ホームレスでも貧乏大学生でも行こうと思えば、霞ヶ関にも田園調布にも銀座にも行ける。でも行かない。なぜなら用事がないからだ。霞ヶ関に自分の職場はないし、田園調布に自宅や友達の家はない、銀座に行っても値段が高すぎて昼飯すら食べれない。

ホームレスが必要としてるのは無料炊き出し所や横になれる大きな公園がある地域であり、大学生が必要としてるのは数百円で時間が潰せて、無料電源と無料Wi-Fiがあるファーストフード店なのだ。自分の地域に娯楽施設、スーパー、ファーストフード店をなくし、代わりに高級スーパーと時計屋を立ててしまえば自然と治安が作られる。

治安は人工的に作れるし、金を払えば治安のいい地域で活動することができる。だから治安を良くしたいという政治家がいるとすればフェイクだ。

 

これは結論ありきにしてしまうとなんとでも言えてしまうので難しい。例えば「生物の全ての行動は子孫繁栄のためである」という結論を念頭に入れて、人々の行動を考察してみよう。

なぜ食べるか?なぜオシャレをするか?なぜ働くか?なぜ寝るのか?

 

風が吹けば桶屋が儲かる」のように何重にも間を挟めば、全く関係ない出来事を結びつけれてしまうことに注意したい。だからこそ、僕が次に仮定するものはあくまでも仮定であり、間違っていると分かると修正しなければならない。また、仮定は一つとは限らず複数存在することもある。このように前置き書いた上で僕の考える仮定は「その組織が儲かるような行動をする」「その組織に歯向かわず依存するように仕向ける」というものである。

 

頭にチップを埋める必要はない

数十年前のディストピアの物語を読むと、頭にチップを埋められて行動を監視されるという描写がよく見られた。しかしスマートフォンが普及した現代では、人々は積極的に監視チップをポケットの中に入れて持ち運んでいる。

 

郵便局すらない田舎に住む(赤紙)、聞かれたくない会話は建物の中でする、建前用のアカウントを作成する、外国に住む(法律は国境を超えない)

 

善悪の基準を決めれる信用スコアアプリを占めることはことは立法機関になることに等しい。